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2月22日朝日新聞「広がるかセカンドオピニオン」

2006年4月より適用される新しい診療報酬制度で「カルテの開示」を医療機関が行った場合、その医療機関に5000円が支払われることになりました。
要するに、医療機関にとって、カルテを開示すると得になるという動機付けを与えたものです。
しかしながら、これは、患者側にとっても5000円×30%=1500円の負担を伴うものです。
医療機関が5000円の診療報酬でどこまで開示に前向きになってくれるかは不明ですが、記事によると、セカンドオピニオンを積極的に勧めているという医師は増えているそうです。
日本大学の医師を対象にした調査で、今後積極的にカルテ開示を勧めると答えた割合は2001年調査の45%から61%に増加していることがわかっています。
ただ、実感として、カルテ開示に積極的な医師は61%より少ないかなと思いますが、患者の意識と医療者側の意識の差は5000円でどこまで埋まっていくか、一患者としても考えどころです。

更新日2006年03月05日 14:03
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