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Q8:カルテを患者が見たり、写しをもらえたりしたら、どんなことに使えるの?

Q8:カルテを患者が見たり、写しをもらえたりしたら、どんなことに使えるの?


A: 心理的な面では、きちんと診てくれたんだと納得して安心できるということがあります。
  看護記録なども、仕事をしていたという証になり、同じような安心感が得られるでしょう。
  また、自分の健康管理という面では、自分の病名や症状などを正確に把握することができる
  ということが最大の利点になります。病名と症状を的確に理解すれば、本やインターネットなど
  を利用することで、自分の病気を勉強して、正しい病気との付き合い方ができるようになり、
  食事や運動も楽しくできるようになります。違う病気にかかってしまったり、引越しなどで
  主治医を変えたりしたときなども、カルテの記録を持っていれば、大いに役に立ちます。
  また、家族の病気を正しく理解すれば、介護の負担が減るといった利点もあります。
  加えて、普段からカルテの記録を持っておくことは、万が一、医療過誤に巻き込まれた
  ときの証拠にもなります。以上のように、カルテを保持し、理解しておくことは
  多数の利点があるでしょう。

更新日2006年01月26日 03:05
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